こんにちは、レシートは全て受け取っている、ましろ(@scmashiro)です。
2018年6月12日より、ワンファイナンシャル株式会社から、レシートを1枚10円で買い取るアプリ「ONE」がリリースされました。
ツイッターでもトレンド入り、ヤフーニュースにも掲載されたりと、サービス初日にも関わらず大きくバズった今注目されているアプリです。
誰でも簡単に稼ぐことができるってところがミソですね!
この記事では、
- 「ONE」で何ができるの?
- どういう仕組みなのか
- 使い方が知りたい!
といった、疑問や実際に使ってみた感想、注意すべき点などをまとめました。
レシート買い取りアプリ「ONE」ってなに?
レシート買い取りアプリ「ONE」は、レシートをスマホで撮影し、アプリに送るだけでお金を簡単に稼ぐことができるアプリです。
基本的に、どんなレシートでも1枚10円で買い取ってくれるので、誰でも簡単に稼ぐことが可能です。
1日に10枚まで買い取ってくれるため、1日で100円、もし1ヶ月続ければ3000円稼ぐことができますね。
コンビニへ昼飯を買いにいったときのレシート、スーパーで買い物をしたときのレシート、居酒屋で飲みに行ったときのレシート。
普段なに気なくもらって捨てちゃうレシートを、現金化することができる面白いアプリです。
どういう仕組みで買い取ってくれるの?
「ONE」の仕組み
なぜレシートを買い取ってくれるのかというと、レシートに記載された情報に価値があるからです。
レシートには、商品の種類や時間など様々な情報が含まれていて、「ONE」はその情報から一人ひとりの行動パターンを分析します。
その分析データをメーカーなどの企業に売ることで、その業績アップに役立てようという仕組みになっています。
レシートの情報をどうやって分析して企業に売れるデータにするのかが、「レシート買い取りアプリ」として続けていく上でのポイントとなってきますね。
行動パターンって?
例えば、クッキーを買いに行くとします。
クッキーって美味しいんですけど、水分が吸収されて口の中がパサパサになるんですよね。だから、クッキーを買うときは、一緒に飲み物も買いたくなっちゃいます。
これがまさに1人の行動パターンといえます。
飲み物メーカーであれば、このデータからクッキーに合いそうな飲み物を開発することで、飲み物がもっと売ろうと考えるのです。
あくまでもこれは一例です。
購入する時間や時期、年齢によっても、購入する商品の種類や行動パターンは変わってきますよね。このように、情報を分析して金銭感覚や消費傾向を読み取ります。
作ったのは、高校生プログラマー
「ONE」は、17歳の現役高校生でワンファイナンシャルCEOの山内奏人氏(@5otoyam)が開発に手がけたそうです。
高校生にして数々の賞と経歴をもち、CEOにもなっているなんて…
山内さんは小学生の時に独学でプログラミングを始め、国際的なプログラミングコンテストやビジネスコンテストで数々の受賞経験を持つ。中学生時代から5つのベンチャーに参画し、15歳でワンファイナンシャルの前身となるフィンテックの会社を設立。2017年秋には投資ファンドから1億円を調達し、注目を集めた。
これからどのようなことに挑戦していくのか、注目したいですね。
実際に使ってみた
「ONE」は、iOSのみ対応アプリであるため、僕がいつも使っているAndroidのスマホでは使うことができません。
そのため今回は、iPadを使ってレシートを買い取ってもらいました。
iPadでも問題なく動作しました。
レシートを買い取ってもらう
最初に、ONEを起動したらSMSの認証がありました。
アプリ内に電話番号を入力したスマホに4桁の番号が送られてくるので、その番号をアプリに入力していきます。
ひとまず準備はこれで終わりです。
近くに撮影したいレシートを持ってきます。
撮影画面になっているので、レシートを撮影してみましょう。
この写真ではレシートが曲がっていたので、しっかり伸ばしたあとに撮影しました。
曲がっていても撮影はできますが、一応伸ばしておきました。
書類を撮影するアプリでは、自動で撮影されるものもありますが、ONEでは手動でシャッタボタンを押すタイプでした。
撮影が終わると、査定結果が表示されました。
1枚10円で買い取ってくれるので、「10円」と表示されていますね。
そうしたら、「お金と交換する」のボタンを押して換金しましょう。
ここには買い取ったレシートの一覧が表示されます。
今1枚買い取ってもらったので、このような画面が表示されました。
出金するためには、本人確認が必要!
溜まったお金を自分の銀行口座に振り込むためには、本人確認が必要になります。
画面下メニューの一番右にある「アカウント管理」から設定できます。
本人確認として使える情報は、こちらの6点から選ぶようです。
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- マイナンバー
- 住民基本台帳カード
- 在留カード
不正してもダメ!
写真を撮影するときは、とくに画像解析が行われているわけではないようです。
そのため、レシート以外のものを撮影しても、画面上では10円に交換できると思われます。
おそらく、後からOCRなどで写真から文字を読み取りデータ化するのだと考えられます。
もし、適当に撮影したり同じレシートを撮影したりして悪用すると、アカウントを利用停止させられるはずです。
普通に考えて、そんなことができたらサービスが成り立たないのは分かると思います…
注意すべき点
追記(2018年6月18日):
アップデートによって、本人確認書類の提出は廃止されたようです。
そのため、免許証や保険証を見せる必要ありません。
このアプリで問題になってくるのは、個人情報の取扱いです。
レシートの情報には、
- 店・店舗の名前
- 購入した時間
- 商品の種類
- 店員の名前 etc…
など様々な情報が記載されています。
この情報をたくさん集めていくことで、1人の行動パターンやその他いろいろな情報が特定されますよね。
そのデータが信頼できないところに周って、悪用されるのではないかという不安の声もあがっているようです。
本人確認で免許証や保険証の情報とセットなので、なおさら怖く感じますね。
レシート1枚10円、何かと思ったらレシート1枚を10円で買うアプリ。
・・・怖ッ!!でも利用者、いるんだろうなぁ。
私は絶対に利用しないし、親とかが利用しようとしてるならよっぽど金に困ってない限り利用させない。
買った時間→家にいない時間等、犯罪利用しやすい個人情報の固まりだ。— Cheapie(チーピー)@固定ツイ参照のこと (@cheapie8) June 11, 2018
ただ、僕たちの知らないところでは、さまざまな個人情報を集めて分析するシステムが使われています。
「レシート1枚10円で買い取りとか、買ったモノや時間や地域等の個人情報の固まりを電子データにして他人に渡すわけでしょ!?超怖い!!」的に怯えてる方、POSレジや資金決済法や国税総合管理システムのことを知ったらショック死しそう
— 脱税レイヤー風呂屋さん (@557dg4) June 12, 2018
うーん。レシートデータの集約はソフトブレーンフィールドさんもやっているし、競合多い業界だからなぁ。ート1枚10円で買うアプリ、天才高校生プログラマーが小売市場に挑む|BUSINESS INSIDER https://t.co/ENiBbDhF9W @BIJapanより
— 鹿野恵子/編集と執筆/小売・IT・スタートアップ (@keikoka) June 11, 2018
このように、個人情報は様々なところで利用されています。
そのため、個人的にはそこまで神経質にならないくていいとは思います。
レシート買取アプリ、個人情報を安く買い取ってるみたいな投稿ありましたけど、おそらくその個人情報にはほぼ価値がないので、欲しいデータはほかにあると思ってる派です。
— けんすう@マンガサービスのアル (@kensuu) June 13, 2018
使ってみるのも使わないのも自由です。
自分の情報を売る行為でもあるので、一度よく考えてみるといいかもしれませんね。
やってみたいと思った人は、アプリ利用してみたらいかがでしょうか。
くわしい情報まとめ
2018年6月現在。
利用価格 | 無料 |
---|---|
対応OS | iOSのみ |
レシート1枚 | 10円 |
1日の枚数制限 | 10枚まで |
レシート内容 | なんでもOK |
換金手数料 | 200円 |
換金できる最低額 | 300円から |
換金方法 | 口座振り込み |
出金先 | 国内の金融機関 |
まとめ
使いみちが無さそうなレシートでも、お金にするという考えが面白いですね。
新しいサービスが登場するごとに、ビジネスには色んな方法があるんだなと驚かされます。
以上、レシートを1枚10円で買い取るアプリ「ONE」の仕組みとは?実際に使ってみた感想と注意すべき点でした。
一時サービスが停止していましたが復活したようです。
サービス停止により多くの方々にご迷惑おかけし、誠に申し訳ございません。サービスリリースから18日間経ちましたが、全再開の目処は未だ立っておりません。今後は特定のトピックのレシート画像などを買取させていただく予定です。次の買取まで今しばらくお待ちいただけますと幸いです。
— ONE (@ONEbyOF) June 30, 2018
少しずつではありますが、どんなレシートでも1枚10円の買取を再開します。 #レシート1枚10円 pic.twitter.com/f3ZBUwkdwV
— ONE (@ONEbyOF) September 12, 2018
※この記事は1018年6月に書いたものです。
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